Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< January 2017 >>
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • 幻の押木家売立目録
    高尾曜 (12/12)
  • 幻の押木家売立目録
    山田 (12/11)
  • 須田賢司『木工藝 清雅を標に』里文出版
    須田賢司 (09/29)
  • 蒔絵博物館 作品展示室に一峯斎作「牡丹蒔絵印籠」を展示しました
    辻 (05/11)
  • 柴田是真作「柴舩蒔絵印籠」(ボナムス社ロンドン・オークション)
    高尾曜 (05/17)
  • 柴田是真作「柴舩蒔絵印籠」(ボナムス社ロンドン・オークション)
    三隅悠 (05/17)
  • 姫路名産「玉椿」
    タッチ (11/06)
  • 侯爵蜂須賀家売立と柴田是真と幸阿弥長孝作「小原木盃」
    高尾曜 (08/01)
  • 侯爵蜂須賀家売立と柴田是真と幸阿弥長孝作「小原木盃」
    三隅 (08/01)
  • 浅草・向島方面の踏査(柴田是真・中山胡民)
    高尾曜 (05/05)
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
OTHERS
 

蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
原羊遊斎作「鶏蒔絵印籠」を公開しました。

蒔絵博物館作品展示室に新たに原羊遊斎作「鶏蒔絵印籠」を展示しました。ボストン美術館所蔵原羊遊斎「印籠下画集」に下絵があり、白山松哉のパトロンだった今村繁三の愛蔵品です。かつて、日本根付研究会の会長だった故関戸健吾先生が、羊遊斎の最高傑作と激賞された名品です。どうぞご覧ください。

 

| ホームページ | 10:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
謹賀新年

明けましておめでとうございます。
 昨年はとにかく忙しく、あっという間に終わってしまいました。今年は少しは蒔絵研究を進めたいと思います。「蒔絵博物館」も目標、初公開5点の予定が3点しかできませんでした。今年こそは5点を目標にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

| ホームページ | 09:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
江戸の蒔絵師 一峯斎 を更新しました。その2

今年は忙しく、HPの更新も目標の初公開5点には程遠く、3点だけでした。さて私の研究も近年は進まず、成果もあまり出ていないのですが、仕事の副産物として、これまで誰も調査したことがなかった宇和島伊達家の貴重な宝物群を調査させていただく機会に恵まれました。蒔絵の方でも宇和島伊達家の伝来品の中に多くの発見がありました。特に中西松立斎の作品と、常憲院時代蒔絵の基準作例に出会えたことで、その理解をより深くすることができました。

 今年のもう一つの成果は、長年疑問だった一峯斎の新出資料が4点も登場し、その内3つの銘がいつもと違う特殊な銘だったため、ほとんど解明できたことが大きな進展でした。特に10月2日に蒔絵博物館HPを更新した時には、18世紀後半とみていた一峯斎と文化頃一峯斎典厚が同一人と確認でき、さらに一歩進めて、それが柴田是真「蒔絵の上手」と書き残した上野一峯斎とも同一人であろう、と予見しました。それから2か月もたたないこの12月には、とうとう実際に「一峯斎上野典厚作之」というフルネーム在銘の作品が出現したので、そこでさらにHPを更新しました。今後新たな文献がみつかることはほぼないので、一峯斎の研究はこれでほぼ完了となります。今年はこれまでです。お世話になった皆様ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

JUGEMテーマ:日本史

 

| ホームページ | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
中山胡民作「若竹蒔絵印籠」を公開しました。

いつのまにか10日も経ってしまっていますが、蒔絵博物館に中山胡民作「若竹蒔絵印籠」を展示しました。胡民の印籠は数少なく、貴重な作品です。しかも小川松民が所蔵していたものに該当する可能性が高いと考えられます。どうぞご覧ください。

 

JUGEMテーマ:日本史

| ホームページ | 17:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
「漆芸名品展」静嘉堂文庫美術館(東京・二子玉川)
静嘉堂文庫美術館の「漆芸名品展」にようやく行って来ました。今回の展示の目玉は国庫修理が終わった重要文化財密陀絵屏風のお披露目したが、パネルを見れば見るほど謎だらけで、年代についても、もっと慎重な考察が必要なようです。

 それよりも今回は初公開の蒔絵作品がたくさんあり、私はそちらが見たかったので、そちらを書きます。

何と言っても、大村玉山の黒檀の菊蒔絵炉縁が名品でした。4つの角に菊が高蒔絵されていますが、うち1つの角を菊紋散しにしています。近代性を先取りしたかのような作品で、大ぶりの自身銘が見えるところに展示されています。

 古満安匡の棚の引戸も見事でした。収蔵庫からこんな名品が新たに見つかるとは驚きです。波蒔絵の戸は引違いで見えるところの側面にまで蒔絵がしてあります。

 中山胡民菊蒔絵印籠や飯塚桃葉の六歌仙蒔絵印籠も初公開で実に名品でした。

 今回は特にセンス良いセレクトで見ごたえのある展覧会でした。12月11日までです。

 

 

 

Mテーマ:アート・デザイン

| 展覧会 | 22:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
国立能楽堂特別展示「宇和島伊達家の能楽」後期展のご案内

「宇和島伊達家の能楽」では蒔絵が見事な鼓胴を展示しています。普通、実用品である鼓胴には、繊細、緻密な蒔絵は施されないのですが、この宇和島伊達家では5代藩主伊達村候が小鼓に熱中したので、見事な蒔絵の鼓胴が数多く残されています。

 その中でも選りすぐりの4点を中央のよく見える覗きケースで展示しています。左から、紫陽花蒔絵小鼓胴は分家の伊達紀伊守から進上されたもので、平目粉や切金をふんだんに使った精緻な元禄期の蒔絵の名品です。天衣葩蒔絵小鼓胴仙台藩主伊達綱宗ゆかりのもので、これも元禄期の精巧な蒔絵で、蒔絵ではこの家で第一等でしょう。その次の扇蒔絵小鼓胴山形藩主秋元永朝から贈られたもので、少し時代が下がって安永・天明期の印籠蒔絵師の仕事のようです。古満安匡あたりの仕事に見えます。その次は桜花蒔絵小鼓胴で仙台伊達家御用の印籠蒔絵師、中西松立斎の在銘です。鼓胴に蒔絵師の銘があることは極めて稀です。当然仙台伊達家からもたらされたものでしょう。ほかにも数多くの蒔絵鼓胴を展示しています。

この展示で人気なのが、指面です。これも伊達綱宗ゆかりのもので、精巧な能面のミニチュア100面が箱詰めになっています。類するものは、加賀前田家水戸徳川家にしかなく、特にこれは1700年前後のものにもかかわらず、出来保存状態が極めて良い、名品です。

この展覧会は12月7日までです。是非お運びください。

 

日本芸術文化振興会HP

 

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

 

 

 

| 展覧会 | 07:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
円山応挙 ー「写生」を超えてー 根津美術館(東京・南青山)

開館75周年記念特別展だそうです。長い歴史です。藤花図屏風も雪松図屏風も良かったですが、雨竹風竹図屏風が素晴らしかったと思います。今回は、特別展を上の階まで使って展示していました。12月18日までです。

 

ポスター

合う六

| 展覧会 | 20:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
Googleブックスの機能が退化

 この1週間、寝込んでいる間に、Googleブックスの機能が明らかに退化しました。一体何があったのでしょう。Google検索の検索画面でも「書籍」の位置が変わったので、何かあったのは確かです。問題は検索結果が1/5〜1/10に退化してしまったことです。おそらく著作権をクリアしていない文献の全文検索機能を停止したと考えられます。ネット上では誰もそのこと書いていないようです。

 5、6年前総務省『知のデジタルアーカイブに関する研究会』という会議にオブザーバーとして文化庁を代表して出席していました。その時に聞いたのがGoogleが莫大な費用をかけて、欧米の図書館の蔵書をスキャンし、OCRをかけているという話でした。これは個人的に大変有意義な情報でした。国立国会図書館はそれに追従する形で電子化を進めました。Googleブックスのことは多くの人が知っていて、つい数日前までネット上に当たり前に存在して、誰でも無料で使うことができた機能です。しかしその時、国会図書館の方はこれを「人類の叡智の結晶」だと評しました。私もその本当の意味を知った時、まさに人類の叡智の結晶だと思いました。これは通常のGoogle検索とは全く違う結果が出るもので、莫大な電子化費用と巨大なサーバーを使わないと実現不可能なものなので、まさに人類の叡智の結晶なのです。ただ単にネット上で本が読めるというものとは全く違う次元の話です。

 つまりこれは、私の漆工研究に当てはめるとこういうことです。図書館に籠って、あらゆる文献を一生かけて探したとしても見つけられないような、異分野のしかも何百年にもわたって人類が記録した膨大な文献を全文検索して、一瞬で情報を探し出してくれるのです。私はこの6年間に実に多くの恩恵を受けました。この6年間の小さな100の発見の内、40はGoogleブックスのおかげだと言っても過言ではありません。小さな発見の積み重ねは、いくつかの大きな成果にもつながりました。

 もし著作権が原因でこの機能が退化したとすると、おそらく再びこの恩恵に与かれる日は当分来ないでしょう。

| 研究 | 22:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
『鈴木其一』展 サントリー美術館(東京・六本木)

疲れが出てだいぶ寝込んでおり、ご迷惑をおかけした方にはお詫び申し上げます。見たい展覧会もみんな終わってしまいます。これだけは見ないといけません。ようやく行きました。メトロポリタン美術館朝顔図屏風はやはり素晴らしく、息をのみます。其一のこれほどの多様さと才能が再認識されるようになったのは、細見館長を中心とした細見美術館の近年の収集と研究の成果です。その集大成の素晴らしい展覧会でした。10月30日までです。

 

| 展覧会 | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
江戸の蒔絵師 一峯斎 を更新しました。

江戸の蒔絵師 一峯斎 を新出資料の出現により更新しました。私が研究している江戸時代の蒔絵師は、基本的に職人なので、文献がほとんど残っていません。そこで、実際に遺っている作品が重要になります。たまたま入れたいつもと少し変えた銘文が大きな決め手になることがあります。そうした作品はおそらく数十点に一つだったと思われ、それが現代に出現することは数十年に一度です。

 今回もたった1つの作品の出現により、これまで別の代だと考えていたものが、実は同じ代、同一人物だということが判明しました。研究を始めて25年、まだまだ新しいことが判かることがあります。

 

| ホームページ | 08:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
このページの先頭へ