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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
蒔絵博物館に古満寛哉作「菊水蒔絵喰籠」を展示しました。

蒔絵博物館の作品展示室に新出作品を公開しました。古満寛哉作「菊水蒔絵喰籠」です。

松平不昧所蔵の香箱の意で作ったというもので、現在確認される唯一の共箱の作品です。是非ご覧ください。

 

古満寛哉作「菊水蒔絵喰籠」

 

| ホームページ | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
「名物裂と古渡更紗」静嘉堂文庫美術館(東京・二子玉川)

静嘉堂文庫美術館で開催されている「名物裂と古渡更紗」展を見てきました。茶道具・煎茶道具の附属品に光を当てた展覧会です。国宝の曜変天目利休物相茶入などは、原品とその附属品がすべて展示されており、その重い扱いがよくわかります。展示の最後に梶川作「桐鳳凰蒔絵箪笥」が展示されています。扉内が壽字尽、正面引出が名物裂尽となっており、18世紀後半の当時の名物裂ブームの時代背景が顕れたすばらしい傑作です。是非お出かけください。12月15日まで開催されています。

 

JUGEMテーマ:日本史

 

ポスター

 

小冊子

| 展覧会 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
根津美術館「川上不白生誕三百年 江戸の茶の湯」(東京・南青山)

楽しみにしていた根津美術館で開催される「川上不白生誕三百年 江戸の茶の湯」のレセプションに行ってきました。

9年前に御茶室で一瞬だけですが、銘まで拝見させて頂いた素晴らしい塩見政誠の鶏頭棗も明るいところで初めて見ることができました。その後裔と考えられる18世紀末〜19世紀はじめの塩見小兵衛の作品もいくつか展示されています。今回は、新出の蓬莱亀蒔絵棗と不白米寿鶴亀蒔絵棗の2点が登場したのが嬉しい発見です。12月23日まで開催されています。

 

ポスター

 

図録

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

| 展覧会 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの新収蔵品」國學院大學博物館

JUGEMテーマ:アート・デザイン

國學院大學博物館で開催されている企画展「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの新収蔵品」をようやく見に行ってきました。昨年収蔵品となった有栖川宮家・高松宮家伝来品です。2006年に雪の中を大阪青山歴史文学博物館まで調査に行った懐かしい印籠も展示されています。有栖川宮家でもことのほか大事にされていた塩見政誠印籠中第一等蜻蛉蟷螂の印籠や、田村壽秀・中大路茂永の印籠などがあります。森順次郎作と思われる宝石箪笥は以前にも見ましたが、草花蒔絵の書棚は初めて見ました。この書棚は誰の作でしょうか。植松系の蒔絵のように思いますが、献上品ですから、銘はないと思います。いずれも素晴らしい作品です。喜久子妃殿下の婚礼道具やボンボニエールもあります。図録(1,000円)もありました。10月27日まで開催されています。

 

チラシ

 

図録

 

宝石箪笥

| 展覧会 | 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
蒔絵博物館に飯塚桃葉作「芒蒔絵煙草盆」を展示しました

ひさびさに蒔絵博物館の作品展示室に新出作品を公開しました。飯塚桃葉作「芒蒔絵煙草盆」です。

徳島藩主蜂須賀家に伝来した、初代飯塚桃葉の基準作品です。是非ご覧ください。

 

| ホームページ | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
「木工芸 清雅を標に 人間国宝 須田賢司の仕事」ギャラリーエークワッド(東京・東陽町)

ようやく「木工芸 清雅を標に 人間国宝 須田賢司の仕事」を見に行ってきました。東陽町にある竹中工務店の東京本社にあるギャラリーで開催されています。須田家3代の作品が展示され、作家の言葉で解説されています。古代からの指物の歴史の展示や、工房を再現した道具や材料の展示、製作についての映像もあり、時間をかけてご覧になることをお勧めします。9月20日まで開催されています。

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

| 展覧会 | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
蒔絵博物館に古満安匡作「朝顔柄長蒔絵印籠」を展示しました

蒔絵博物館に古満安匡作「朝顔柄長蒔絵印籠」を展示しました。東京富士美術館の「サムライダンディズム」ですでに公開したものですが、蒔絵博物館では初めて展示します。百花鳥印籠と呼ばれる100点揃いの印籠群の1つで、78番です。「サムライダンディズム」では、別の個人蔵の61番と共に並んで展示されました。国内ではほとんど確認できません。

 謎はまだ残りますが、一部だけでもその歴史の一部が明らかになったのは前進です。是非ご覧ください。

 

| ホームページ | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京藝術大学 集中講義

今日は11年ぶり東京藝術大学工芸科漆芸での集中講義でした。前よりも多い40人ほどのの学生が集まっており、驚いたのは中国人の学生が多いことでした。みなさん熱心でした。今でも明治以来の手板で勉強しているそうです。これでしばらくひと休みできそうです。

| 研究 | 16:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
「遊びの流儀 遊楽図の系譜」サントリー美術館(東京・六本木)

サントリー美術館で開催される「遊びの流儀 遊楽図の系譜」を見てきました。印籠の発生を研究する者としては細部をじっくりと見なければならない展覧会です。なかなか一堂に見ることができない貴重な遊楽図屏風が多数集められています。8月18日まで開催されています。

 

ポスター

JUGEMテーマ:日本史

図録

| 展覧会 | 01:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「生誕130年 漆芸作家 高野松山」永青文庫(東京・目白)

見たいと思っている展覧会がみんな終わってしまいます。慌てて、仕事を休んで「生誕130年 漆芸作家 高野松山」を見に行ってきました。改装したことは聞いていましたが、展示室が広くなってから初めて行きました。

 永青文庫所蔵の高野松山作品12点が展示されています。「昼は殿様のボディーガード、夜に製作」と自ら言っていたように、旧領主の細川護立侯爵から月25円で生活を保護されながら作り出した名品です。25円という金額は、師の白山松哉が今村繁三から貰っていた金額と同額で、侯爵に聞かれて「月25円、向う17年間下さい」ととっさに答え、承諾されると「それじゃ今月分25円下さい」と言って手を出したので、侯爵が驚いたという逸話もあります。

 12点の作品は、いずれも松哉譲りの技に、近代のデザイン性が顕れた傑作でした。いくつかは、デザインもほとんど松哉のような作品でした。小品のいくつかに入っている花押もこれまで見たことがないものでした。

 図録はありませんが、代わりに『季刊永青文庫』が高野松山特集になっています。

 

ポスター

 

『季刊永青文庫』癸隠娃

| 展覧会 | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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