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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
須田賢司『木工藝 清雅を標に』里文出版
私の敬愛する木工家、須田賢司先生による新刊です。先日、出版記念と重要文化財保持者認定と三越での個展開催の御祝いの会へ行って、頂いてきました。アカデミックな理論と素晴らしい感性と堅実な高い技術によって作られた完成度の高い作品が、作者自身の言葉によって綴られた素晴らしい作品集です。また、これまで研究のなかった木工史についてもまとめられた、貴重な文献ともなっています。






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| おすすめ図書 | 22:57 | comments(1) | trackbacks(0) |
根付 NETSUKE ジャパノロジー・コレクション(角川学芸出版)
駒田牧子氏著、渡邊正憲氏監修の根付の新刊が角川学芸出版から出ました。普通の根付本とは違う切り口から根付を論じた本です。写真も多く出ており、初学者から専門家まで勉強になります。文庫本サイズです。

角川オフィシャルストア



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| おすすめ図書 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
三戸信惠著『かわいい琳派』
山種美術館特別研究員の三戸信惠先生の新著です。いまやKawaiiと英単語になりつつある「かわいい」ですが、琳派作品の中から、かわいいの要素を抽出されています。たくさんの琳派の作品が、クローズアップ写真と短い解説付きで分りやすく説明されています。絵画だけでなく、陶芸、漆工芸もあり、漆工芸では古満寛哉、柴田是真、杉林古香が取り上げられています。東京美術から定価税抜1,600円です。


 
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| おすすめ図書 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
将軍家「将棋指南役」 将棋宗家十二代の「大橋家文書」を読む
増川宏一『将軍家「将棋指南役」 将棋宗家十二代の「大橋家文書」を読む』(洋泉社)という本を入手して、2時間ほどで一気に読みました。有名な将棋の大橋宗桂家ですが、華々しい家の歴史について書いてあるわけではありません。むしろ住居、収支などの生々しい現実が解き明かされています。

 私が蒔絵師の伝記を調べてきて20年間ずっと疑問だったことは、幕府御用蒔絵師の住居の問題です。今年『漆工史』36号に発表した「山田常嘉の文献研究」でもこの問題について提起し、山田常嘉の実住居の問題を保留にするとともに、御用職人の実態解明の必要性について書きました。ここ2か月ほど、御用達の住居についてかなり調べ、その実態がようやく分かってきました。能楽師なども拝領地の表通りを店舗にして町人に貸し、裏に住んでいたようですが、それはまだ良い方で、多くは拝領地を全部貸屋にして、本人は全く別の場所を借りて住んでいたようです。御蒔絵師も同様で、ほとんどは拝領地は貸屋にして、武家地に間借りして別の場所に住んでいたことがわかってきていたところです。御用達の商工人は、不動産業が本務を支えていたというのが、ここ最近の実感です。いずれまとまった成果になりそうです。

 この問題を、職種は違うものの詳細に現代に伝えてくれたのが、この本の元になっている大橋家文書です。大橋家も能楽師と同様に御用達町人の身分を与えられていましたが、家禄、扶持、家賃収入の合計の内、7割が拝領地からの家賃収入で、拝領地の近所の別の場所を借りて住んでいました。そして切絵図に出ている名前は拝領地の所有者であり、実際にはそこに屋敷はなくて、長屋が建てられ、町人が店子として住んでいたのです。長屋の区画と店賃まで書き入れた図面まで残っています。これは下級武士も同様だったので、切絵図が全く実態を表していなかったというのは衝撃の事実です。分かりやすく言えばこういうことです。時代劇に登場する町人の裏長屋が、実は下級武士御用達町人拝領地で、切絵図上は厳めしい氏名で表示されている(もちろん純然たる町人地の場合もありますが)ということがありえるわけです。そして切絵図を見て屋敷の主を訪ねても、そこには当人は住んでいないこともあるわけです。御用達職人「御城外御用の儀、一切無用たるべきこと」という細工所制規から、将軍家以外の仕事をすることは原則禁じられていたので、生活維持のために拝領地からの家賃収入が不可欠だったのでしょう。どうりで御用職人が拝領地を切望しているわけです。

 その他にも、この本では信長、秀吉、家康という天下人との関係が、寛政期の由緒書から突如登場することから、地位の向上のために創作されたと書かれています。蒔絵の幸阿弥家の資料なども同様の可能性を考えていましたが、おそらく遡ることができるのは秀吉までで、信長は無関係のような気がします。
 さらにこの本は、明治維新のことも、これまでの疑問に明確に答えてくれます。明治政府は、明治2年に御用達町人に士族の身分と禄を与えましたが、それを混乱期の誤りだったとして、明治4年に生産資本として2年分の禄を支給して解雇し、さらに明治5年に東京府は、能楽師、絵師、碁将棋など徳川家の遊興に関わる職の者を平民籍としたようです。どうやら維新ですぐに禄を失ったわけではなさそうです。 
 
 大橋家文書から御用達の実生活の真実に迫ったとても参考になる本でした。
 
| おすすめ図書 | 02:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
幕末文化人の日記
 今日は久々に図書館に行き、幕末のある文化人の日記を読みました。娘が幸阿弥家に嫁入りしているので前から読みたいと思っていました。しかし半年で離縁になっていました。それで、蒔絵に関連があることはそれ以降ないかと思ったのですが、読み進めると、御蒔絵師菱田駿河柴田是真が一緒に訪ねてくるし、幸阿弥因幡と一緒に柴田是真の家に十六羅漢図を見に行ったり、なかなか面白い記事がありました。
| おすすめ図書 | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
『佐野美術館コレクション選』佐野美術館
昨年秋に刊行された新しい図録です。ハンディータイプで見やすいものです。これまで知られていた国宝・重文・重美の名品の他、是真・泰真印籠、煙草入れ、櫛笄類まで掲載されています。
 
| おすすめ図書 | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
『古川松根』展図録
徴古館『古川松根』展の図録を見つけたので買ってきました。昭和63年の展覧会図録で、以前から知っていてコピーはしてありましたが、欲しかった図録でした。古川松根鍋島閑叟の側近で、最期はその死に殉じた忠義の士で、そして柴田是真とも交流があって、その影響を多く受けた人でもあります。 佐賀県立博物館福井尚寿氏の著作です。


図録
| おすすめ図書 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
『風景の記録』国立歴史民俗博物館
『風景の記録』は1月15日まで国立歴史民俗博物館で開催されていた展覧会です。江戸東京の古写真が多くあり、ようやく手に入れました。ベアト愛宕山からのパノラマ写真の対象物の照合、これは私が高校生の頃やった研究とまったく同じで、懐かしい思い出です。
 私が見たかったのは、三の丸尚蔵館「幻の室内装飾」で見た明治37年に気球を揚げて撮影した『帝都俯瞰写真』です。もっとほかの場所でも撮影しておいてくれればよかったのですが。面白い図録でした。
 関東大震災の特集も興味深いものです。鎌倉由比ヶ浜地震津波被害の古写真は衝撃です。鶴岡八幡宮の舞殿、楼門が倒壊してしまっています。みんな忘れてしまっていますが、東京直下型地震の恐ろしさを、再認識しなければなりません。


図録
| おすすめ図書 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
『遊茶 匣はこ 筥ハコ 匳HAKO』展 図録
先日、ご紹介した 『遊茶  匣はこ 筥ハコ 匳HAKO』展の図録が刊行されました。楽しい本で、お勧めです。定価1,500円だそうです。

編著者 堀内明美
発行所 うるわし屋
表紙  戸田勝久

問い合わせ うるわし屋 075−212−0043

| おすすめ図書 | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
御料車(鉄道博物館)
1月まで鉄道博物館で開催されていた、『御料車』の展覧会図録を友人がプレゼントしてくれました。この図録は、郵送してくれないそうで、博物館まで行かないと手に入らないものだそうです。東京芸大横溝先生監修の展覧会で、御料車の室内装飾、什器類までたくさんの写真で紹介されています。もちろん車両についても、詳細なデータがあります。おすすめ図書です。

| おすすめ図書 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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