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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
なんでも鑑定団「柴田是真・長谷川光祇合作の箪笥」その2

なんでも鑑定団「柴田是真・長谷川光祇合作の箪笥」の放映から1日半経ってネット上の情報を見てみると、なんと依頼人千葉県勝浦美術館を経営していて、件の箪笥も展示してあると。以前、ネット上で、長谷川光祇の作品を持っているという情報を見た記憶があったのはこのことだったのかと納得です。いつもながらのテレビ東京演出に、なんだかな、という感じです。

 

SGT美術館 HP

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

| テレビ番組 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
なんでも鑑定団「柴田是真・長谷川光祇合作の箪笥」

なんでも鑑定団柴田是真・長谷川光祇合作用箪笥が出ました。

 

TV TOKYO なんでも鑑定団

 

 今回は、蒔絵博物館長谷川光祇作「月秋草蒔絵印籠」の画像提供を依頼され、良さそうなものと判断して提供することにしました。番組では「長谷川光祇についてはよく分かっていない」ということになっていましたが、蒔絵博物館を見て依頼しているのにどうかと思いますが、それはまあ番組の演出だからということで置いておき、本当に柴田是真の作品なのか、ということに関しては、いまだに釈然としないままです。

 象牙の開き戸の蔦蒔絵池田泰真の銘は100%間違いないものでした。全体として非常に見事な出来のものです。象牙の戸や七宝が施された引手金具も見事でした。全体が桑製なので、国内向けでしょうし、象牙胎の戸など、泰真の作品でも滅多にないので、かなりの注文品であることは明白です。

 しかし柴田是真・長谷川光祇の銘がとうとう発見されないままだったので、「是真」真作あるいはプロデュースという結論で本当に正しかったどうかは、今でも疑問です。他の合作の池田泰真、山内玉雄、芝山宗一らの銘があるのに、是真が作銘を控えたというのは不可解です。

 外箱に「描金工/柴田是真/長谷川光祇」と墨書があるので、泰真の蒔絵を除外すると蒔絵の部分は上の引戸しかないのですが、あれが是真かというと、作風はむしろ長谷川光祇の印籠の作風に近いくらいです。そもそも、合作だとしたら、どこをどう合作したというのしょう。^戸1枚ずつを2人で分業した、霞の研出蒔絵がある地塗と上の黒蒔絵とで分業した、2竺┐是真で蒔絵が光祇、などなど考えられますが、どれも納得しがたい合作、分業です。あるいは箱の書付が是真と泰真とを勘違いしたとか。

 いずれにしても、あれだけ見事な作品なのに、是真の履歴にも泰真の履歴にも、この用箪笥のことが全く登場しないということも不思議です。どちらも詳細な履歴が残っており、泰真については自筆の履歴書があります。しかし外箱の墨書も確かに明治10年代の雰囲気で、「桑御箪笥」とあって御用品らしい書き方でもあり、偽物臭さが全くないので、どこまでも不思議なものでした。いつの日か、実物を見たいものです。

JUGEMテーマ:アート・デザイン

| テレビ番組 | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
なんでも鑑定団
なんでも鑑定団石坂浩二さんの問題から波及していろいろ噴出しています。問題は10年前プロデューサーが変わった時からだと言うので、柴田是真誤鑑事件が起きた時もこのプロデューサーだったと思うと納得です。制作会社は誤りを認めていたのに、このプロデューサーは電話で話しても、まったく話にならず、物別れになりました。当時は柴田是真がまだ有名ではなかったので、話題にもなりませんでしたが、柴田是真の知名度が上がって、評価額急上昇した今だったら大変な問題になっていたと思います。この番組も司会が代ったら、さすがにもう終わりでしょう。

蒔絵研究日誌 2008年 3月25日
「開運なんでも鑑定団 柴田是真の箪笥」


蒔絵研究日誌 2010年1月20日
「なんでも鑑定団 池田泰真(テレビ東京)」
| テレビ番組 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
まれ NHK 朝の連続ドラマ小説
朝の連続ドラマ小説「まれ」をやっています。私はこの時間帯は忙しくて、ところどころしか見ていませんが、石川県の輪島が舞台です。私も能登半島地震の後の調査や、講演などで何度も行った輪島です。
 たまたま見た最初の方の回では、重要伝統的建造物群保存地区黒島のようでした。神社の前の道だな〜などと思いだします。さらには、輪島の塗師屋の家が登場し、セットなのに仕事場の間取りや雰囲気がどう見ても大崎さん宅にそっくりだな、いや塗師屋の主人役が大崎さんそのものだな、と思って何回か見ていました。とうとう今日は、江戸期の蒔絵椀提銚子まで出てきたのでネットで調べてみると、大崎さんのおかみさんのブログを発見しました。塗師屋の大崎さんのお宅で、現地ロケもやっていたようです。

塗師屋の女将えつこ

NHK公式HP

 経営コンサルタントの話が出てきますが、輪島の現実は、ドラマよりも、もっともっと複雑で、難しい問題が多くあります。
| テレビ番組 | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
『よみがえる江戸城』NHK BSプレミアム
1月4日18:00からNHK、BSプレミアム『よみがえる江戸城』があります。CGで復元しているようです。
 実は高校生の頃、私は同じような江戸城殿舎建築の研究をしていました。都立中央図書館に通って、甲良家文書江戸城関係図面をほとんど閲覧して(11畳の特大の図面だけは大きすぎて閲覧不可でしたが)、図面に起こしていました。後に甲良家文書は国の重要文化財になって、今ではWEBで閲覧できるようになっています。当時はCGなどなかったので、その成果として1/40の白書院、帝鑑の間、虎の間、中奥御休息の間の復元模型も作りました。その後、大学生になって蒔絵研究転向したのでそれきりですが、今でも江戸城の内部の構造は熟知しています。埃をかぶった模型をちょっと引っ張り出して写真を撮ってみました。18:00から楽しみです。


御休息の間 復元模型 入側より下段の間、上段の間


御休息の間 復元模型
上段の間(将軍御寝の間で蚊帳の釣り金具があります)


御休息の間復元模型 下段の間前の入側 木瓜形の大窓下


虎の間復元模型
 
| テレビ番組 | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
なんでも鑑定団 中村松間斎作「猪蒔絵印籠」巌水作「蜘蛛彫猪牙根付」
 なんでも鑑定団中村松間斎作「猪蒔絵印籠」巌水作の猪牙根付が登場しました。新発見的な紹介ですが、実は1987年の「島根の工芸名品展」にも出品されたもので、昔から知られている由緒正しき名品です。印籠が80万で根付が900万という評価。金額的評価が妥当かどうかは意見の分かれるところでしょう。
 石見根付世界的評価が高いとはいえ、そこまでの金額ではありません。しかし、一部の海外のコレクターが集めたため、国内には、実際あまり残っていないことも確かです。うぶで登場することも、近年では数年に1つくらいでしょう。面白いのは、今年に入って、ヤフオクに在銘の石見根付が次々に登場していたことです。統計的に考えても明らかに不自然なことです。今回番組で登場したような旧家にこそあるもので、そこらに転がっているものではありません。
| テレビ番組 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
再放送 NHK『極上 美の饗宴』「漆のダ・ビンチ 柴田是真」
NHK BSプレミアム『極上 美の饗宴』「漆のダ・ビンチ 柴田是真」の反響が大きく、再放送が決定したそうです。見逃した方は是非ご覧ください。

2012年1月4日(水)深夜 =5日(木)
午前 2:00〜2:57
NHK BSプレミアム
「漆のダ・ビンチ 柴田是真」

| テレビ番組 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」『極上 美の饗宴』NHK BSプレミアム

NHKのBSプレミアム『極上 美の饗宴』「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」が放送されました。番組としてはよくまとまっていたと思います。
 「人の営み」というまとめなら、落穂図」解題もしなければいけません。是真自筆の箱書に「盆 蒔絵落穂図」とありますが、これは次のような画題です。
 薬缶は農作業の合間、喉を潤すための水を入れた素銅(すあか)の薬缶です。薬缶の口には虫が入り込まないよう草を折って詰めて栓にしています。畦道を通って来る時に、収穫した稲束から落ちた稲穂=落穂を、もったいないので拾い集め、それを薬缶に掛けて乾しており、その稲を狙ってキリギリスが止まっている。そんなどこの農村でも見られる風景に抒情性を見出した着眼点こそが、まさに是真絵画の俳諧性でしょう。もっともこれは農家出身蒔絵師さんが教えてくれた受け売りです。輪島ロケの夜に職人さん達と12時まで飲んで、ようやくこの絵の意味が分かり、みんなすっきりして眠れました。

 今回、私が番組に提案し、再現した是真の素彫技法については、これまでその魅力を語った人はほとんどいませんでした。正に、動画ハイビジョンだからできたことで、たぶん世界初のことでしょう。文章で伝えるには限界がありますが、この後、明治美術学会『近代画説』で、論文として発表します。

 輪島ロケは、往復含め土日2日の強行軍で大変でした。とても忙しい仲間達に貴重な時間を割いて協力してもらいました。番組では使いませんでしたが、実は全工程撮影しました。テレビでは手板の青銅塗の色があまり出ていませんでしたが、かなりよく似せています。実はこれが大変でした。ロケの6日前、手板を見せてもらったら色が悪く、そこから木地まで全部研ぎ下してやり直してもらいました。たった4日青銅塗、錆上げ、薬缶の提手の暈し塗、落穂の高蒔まで仕上げて、素彫前の状態まで持っていったのですから、たいしたものです。正に是真もそのくらいのスピードで作品を仕上げていたのだろうと実感しました。昔の人は手を入れるところと、入れなくても良いところをよく心得ていましたから。高上げに錆上げ型紙の手法を使ったのは、早く出来るからです。特にこの盆は、73歳の同じ年の作品がこれまでに4点確認されており、並行してまとめて一気に作った注文の数物だからです。たぶん軽く10点は作ったのだと思います。
 今回ハイビジョンで撮って判明した意外なところは、薬缶の提手の籐蔓巻のところです。黄漆で籐蔓を表現した隙間の朱漆のところに、両側に朱漆を残して黒漆を1本入れているところです。しかも黒は炭粉を蒔いて艶を落としています。再現手板でも、その通りに作りました。やはり是真にとっての見せ場はキリギリスで、見る人がその近辺に目を近づけることを意識してのことでしょう。青銅塗の黄色い顔料も、わざわざ粗い粒子を混ぜて実物に近づけています。再現の方はテレビではそこまで写っていませんでしたが。完成した手板は、今、私の本棚に飾られています。

再放送は12月4日(日)13:00〜13:58です。

 「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」



再現した手板


再現した手板の拡大

| テレビ番組 | 01:28 | comments(4) | trackbacks(0) |
予告「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」 極上美の饗宴(NHK BSプレミアム)

いよいよ来週11月28日月曜日21:00からはNHKのBSプレミアム『極上 美の饗宴』シリーズ世界が驚嘆したニッポン(3)で「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」が放送されます。 私も出演します。シリーズ世界が驚嘆したニッポンはナセル・ハリリのコレクション特集で、3回目が柴田是真。ハリリ・コレクション以外にも王子稲荷神社鬼女図なども出るようです。どのような番組に仕上がっているのか、私も知らないので楽しみにしています。

 「漆のダ・ヴィンチ 柴田是真」

| テレビ番組 | 08:55 | comments(1) | trackbacks(0) |
『極上 美の饗宴』(NHK BSプレミアム)
 今日からNHK BSプレミアム『極上 美の饗宴』ハリリ・コレクション特集です。おそろしくコストのかかっている番組です。
 今日は鈴木長吉の巨大香炉、次週14日は七宝、3回目は1週あけて28日で柴田是真。月曜に見忘れた方は翌週日曜13:00が再放送です。どうぞお見逃しなく。

NHK BSプレミアム『極上 美の饗宴』
| テレビ番組 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
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