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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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姫路名産「玉椿」
姫路出身の方が、帰省したお土産に名産の伊勢屋本店「玉椿」を買ってきてくださったので、1つ頂いて来ました。去年MUSEUM「竹内生司について」を書いた時に竹内生司を引き立てた姫路藩主、酒井雅楽頭の家老、河合寸翁の資料もいろいろ集めました。寸翁は姫路藩73万両の借財を解消し、水野出羽守の家老土方縫殿介丹羽左京大夫の家老丹羽久米之介とともに、天下の三介と称された名家老でした(寸翁は隼之助)。どうやって藩の借金を解消したかと言えば、新田開発、港湾整備、殖産興業で、財政を再建し、同時にえげつないほどの贈賄をして藩主家の家格を上昇させ、11代将軍徳川家斉の二十五女喜代姫を藩主の嫁にもらい、姫路木綿の専売権を獲得したのでした。そうした進物竹内生司の蒔絵が使われたのではないかというのが私の見解です。芳井直利『河合寸翁伝』や穂積勝次郎『姫路藩の藩老河合寸翁伝』では、おもしろい逸話が多く、『本朝画人伝』にも出ている酒井抱一との胡粉の逸話や、『甲子夜話』に出ている中雀門の逸話など、あの話もこの話も寸翁のことだったのかと驚きました。そうした中に玉椿の逸話も出てきますので書き留めておきます。
 寸翁は姫路城下に誇るべき菓子がなかったため、伊勢屋京都に上らせて研究させました。そして寸翁の指示で作ったのが玉椿で、大いに自慢にしていたそうです。ある時、寸翁が茶友十数人を招いて、玉椿を出した時、客は異口同音に賞したのですが、奉行の鈴木念兵衛のみが黙っていたので問うと、「誠に甘味手にて候。併し喉元三寸過ぐれば、糠味噌も同様にて候」と臆することなく言い放ったので、寸翁も驕奢を慎んだそうです。
 そうは言っても、やはり程よい甘さで美味なので、好きな和菓子の1つです。

今日頂いた伊勢屋本店「玉椿」


『河合寸翁伝』に掲載される鈴木其一の筆になる
烏帽子大紋姿の「河合寸翁肖像」

| 菓子 | 00:53 | comments(1) | trackbacks(0) |
私は河合寸翁と仁寿山校を主軸に置いて、歴史を紐解いています。
「歴史の街・播磨」のブログを試行的にアップしています。ご一読ください。
リンクを張らしていただきます。よろしくお願い申し上げます。
| タッチ | 2013/11/06 3:46 AM |









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