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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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『菩提寺と廟守』幸田町町民会館(愛知県・幸田町)

 この1年ほど、愛知県の幸田町教育委員会本光寺調査に協力してきました。現地調査はこれで4回目で、おそらくこれが最後です。十八松平のひとつ、島原藩主の深溝(ふこうず)松平家の菩提寺が、三河国本光寺です。この深溝松平家の当主はどこで亡くなっても、この地に葬られ、壮大な歴代墓所が造営されました。そして藩からは廟守が派遣されて常駐していました。
 2008年8月の集中豪雨の際、裏山から雨水が大量に流れ込んだことによって7代松平忠雄の石祠が傾きました。翌年復旧のために発掘が行われ、多くの小判グラス印籠類、香道具等の副葬品が出土しました。このことは全国的に新聞、ニュースでも報じられ、このブログにも書きました。

蒔絵研究日誌 2009年5月16日

 この時は、この件に係ることになろうとは思いもしませんでした。ある方の推薦によって協力委員となって、悉皆調査に加わることができました。特に発掘された印籠類の調査ができたことは、本当に幸運でした。この成果については、漆工史学会『漆工史』第34号に「島原藩主松平忠雄副葬品について-三河本光寺発掘の印籠類を中心に-」としてすでに発表しています。印籠類は典型的な元禄期のもので、5代将軍綱吉からの拝領品の可能性が高く、梶川の初代常巌など御用蒔絵師草創期の作品と考えられます。
 今日の調査では、ちょうどその成果の文化振興展『菩提寺と廟守 島原藩主深溝松平家の葬儀事情』の最終日だったので、その展示も拝見しました。


パンフレット


三河本光寺

| 展覧会 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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