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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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中村仏庵像(東京国立博物館蔵)
 何度か、この蒔絵・研究日誌でも書いている中村仏庵ですが、大幅の肖像画東京国立博物館に所蔵されていることに偶然、今気づきました。
 「先哲像伝」に描かれていた顔と全く同じ異形の顔立ち、法衣の下のド派手な小袖、書が書きつけられた襟巻真っ赤な数珠、霊芝のような腰掛と、実に圧倒される姿です。こんな風変わりな老人が身近にいたら・・・当時の「お友達」の文人たちは、どう感じていたのでしょうか。
 背もたれに掛けた杖は、東海道の雲助から譲ってもらった竹杖に36人の文人、名家に頼んで揮毫してもらった句を彫りつけたという、あの杖のようです。
 足元に置かれた容器、何と「骨壺」と書かれ、「天保甲午正月八日」となっています。つまり仏庵自身の骨壺で、没した後で描いた絵ということでしょう。上の賛によると84歳没。これまで知られていた「馬琴日記」の正月7日、83歳没と、命日に1日ずれ、没年齢も1歳のずれがあります。どうもこちらの方が正しそうです。
 数年前にネット検索した際は、こんな作品は出てきませんでした。撮影日は15年前ですが、東京国立博物館が最近WEB上にUPしたのでしょうか。この絵の存在自体知られていませんでした。このような絵が見つかったのも、こうした新事実の掘り起しにつながるのも、デジタルアーカイブインターネットの普及による恩恵だと思います。

東京国立博物館 画像検索 中村仏庵像

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