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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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中西松立斎と山田常嘉
中西松立斎仙台藩御用印籠蒔絵師ですが、経歴等がほとんどわかっていません。しかし私はかなり以前から、山田常嘉の門人と推測し、2005年の「近世蒔絵師銘鑑」にも推測として、そう明記しました。それは作風銘字の書き方、下絵の共通性からそう推測したのです。
 しかしついにそれを立証する資料を発見しました。幕末のことですが、文久2年5月中西喜太郎が病死し、十月に中西兼太郎栄光(栄祐)が相続して、扶持も下され、元治元年3月に22歳で公儀御印籠師御蒔絵師山田常嘉随身稽古していると藩の記録にあるのを見つけました。
 この人は「元治元年甲子六月朔日造 松立斎藤原栄光 歳弐拾二年」という銘(私はこの銘をずっと「栄元」と読んでいましたが、改めて見直して「栄光」と読み改めます)の「笹熊蒔絵印籠」を残した人です。この印籠は1998年に、ドイツのクレフィッシュ社のオークションの下見で実見しましたが、巨大な珍しい印籠でした。
 少なくとも幕末の若き当主が山田常嘉の門人であったことは確実であり、おそらく若くして父が没し、その祖、松立斎達栄山田常嘉の門人であったために、その伝手を頼って師事したのでしょう。小さな発見ですが、また少し真実に近づきました。
 
JUGEMテーマ:日本史
| 研究 | 23:09 | comments(3) | trackbacks(0) |
早々のお返事ありがとうございます。私は今単身赴任で福岡県におり,お話した印籠根付は東京の実家にあります。この次に帰宅した際に写真をとりお送りします。ヘンとツクリが縦書きの銘を実見されたことがないとのこと。そうすると別人の可能性もありそうです。「松」の字はともかく「立斎」の書振りで見当がつくかもしれません。難しいものですね。しばらくお待ちください。
| かなざわたもつ | 2019/09/19 6:50 PM |
コメントありがとうございます。今まで数十点と見てきましたが、みな「松立斎」です。「枩立斎」とした銘は見たことがありません。かなり珍しいと思います。メールアドレスを公開しておりますので、よろしければ、画像で拝見させて頂ければと思います。
| 高尾曜 | 2019/09/19 8:56 AM |
印籠・根付の素人です。最近、松(ツクリとヘンが縦書き)立斎と銘のある印籠を偶然入手し、この人物は誰だろうかと調べたらここにたどり着きました。世の中にはよく調べている人が居rるだと感心するやら敬服するやらで大変勉強になり感謝いたします。付随している根付(金工もの)に廣明の銘があり、これは手持ちの金工銘監で調べたところ「石黒派、仙台藩」とあり松立斎と同じ出身で納得した次第です。今後もご活躍を楽しみにしています。
| かなざわたもつ | 2019/09/18 5:29 PM |









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