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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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柴田是真作「立浪海老蒔絵額面」(クリスティーズ・ロンドン)
ロンドンのオークションで柴田是真の海老1億円だったという噂を、昨日聞きました。1億円の価値のある海老といえば、パリ万博で金賞受賞の「立浪海老蒔絵額」関東大震災で焼失しているので、明治23年の内国勧業博覧会妙技一等賞だった「立浪海老蒔絵額」しか考えられません。しかし1981年刊行の『柴田是真名品集』に掲載されて以来三十数年行方不明。これまでずっと探し、根津美術館『ZESHIN』展の時にも探しても見つからなかったものです。

早速自宅に帰ってネットで調べてみると、10月15日クリスティーズ、ロンドンのオークションに確かに出ていました。全く知りませんでした。

クリスティーズWEBカタログ

正しく、『柴田是真名品集』に出ていたものです。「蔬菜蒔絵額」と共に、明治21年、柴田是真82歳の時に製作して三菱岩崎弥之助に納め、翌々年、内国勧業博覧会の際に岩崎家から借り出して出品したものです。とっくに海外流出していると思っていたのですが、坂本五郎旧蔵だとカタログにあります。しかし662,500ポンドとは。1億1,230万円です。せっかく発見されたというのに、結局海外流出する運命だったのでしょうか。何とも残念でなりません。つくづく日本は無力だと思います。

JUGEMテーマ:アート・デザイン
| 売立目録・オークションカタログ | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |









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