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蒔絵・研究日誌

「蒔絵博物館 高尾曜のホームページ」の併設ブログ。
日々の研究の活動報告、展覧会観覧記録や歴史の話など、つれづれなるままに書いています。
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特別講座「大名と漆芸品」(高知県立高知城歴史博物館)

高知城歴史博物館の特別講座で「大名と漆芸品」というテーマでお話をして参りました。

 

松皮菱の調度について、臼杵藩主稲葉家の売立に出ているものが14代豊熈の息女の婚礼調度であり、その一つがヤマコ臼杵美術博物館に所蔵されること(なんと昨年閉館していました)、高知県立高知城歴史博物館所蔵の松皮菱の調度は、その母の14代豊熈夫人で島津家から嫁いだ候姫の調度である可能性が高いことを初めてお話ししました。

 

また2代忠義夫人阿姫所用と伝えられる葵紋の雛道具の謎についても解明を試みました。これは2年前に、葵紋の雛道具に剣片喰紋と祇園守紋が消された痕跡があることが発表されたことを受け、12代豊資夫人で岡山池田家から嫁いだ豊姫所用ではないかとお話ししました。ただ葵紋を入れる理由に疑問が残り、自虐的に70%解明として、謎を残しました。

 講演後に渡部館長とお話しした中で、12代豊資が多くの徳川家を顕彰する事業をしたことを教えて頂きました。葵紋を入れる理由がないことが一つの証拠で、豊資自らが、妻の没後にその雛道具を使って阿姫伝説を作ったのではないかと思うに至りました。

 

現在展示中の松皮菱 三柏紋と花桐紋の化粧道具

 

現在展示中の葵紋の雛道具

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日本史

| 研究 | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |









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